スパルタ母と兄妹たち(2023終了&2024)

2010年生まれの兄と2012年生まれ(早生まれ)の妹の中学受験準備の日々を記録します。

全国統一小学生テスト 受けました

◾️ それぞれの理由で泣いた兄妹

6月2日、受けてきました。
全国統一小学生テスト。

息子は4回目。
娘は3回目になります。

今回は(今回も?)、色々参りました。

娘は前日に腹痛を訴えてダウン...。
正直、前日時点ではもうテストは無理かなーと思っていたのですが。

思えば去年の今頃も、統一テストの前に事故に遭って頭を怪我しました娘...。

この時期は鬼門なのかも(?)。

身体が決して丈夫とは言えない娘。
当日。症状は回復しましたがご飯があまり食べられず、「11月にもテストはあるし無理しなくていいよ」と言いましたが、テストはどうしても受けたいと言う...。

ものすごく悩みましたが、昼前になって少しずつ食事も取れ、無理はしないようにと厳命した上で送り出しました。


息子も娘も、年に2回のこのテストを楽しみにしていました。

帰ってからいつものように自己採点。


そして。

息子も娘も泣いちゃいました...。


◾️ 娘の自己採点

国語9割、算数9割。
二科目合計9割以上とだけ。

ただ、今までの傾向として、娘の自己採点よりも実際は下回ることが多いので、誤差が出るかもしれません。

自ら採点しながら、娘はポタポタと大粒の涙をこぼしていました..。

悔し泣き。
本当に泣き虫さんです。

というのも、
算数の大問1の計算問題で、また間違ってしまっていたのです。

リトルオープンと3月の月例テストが終わったあと、娘は自分から毎日欠かさず計算ドリルをしていました。

相当悔しかったんだと思います。
その後、欠席した月例テストは(家で解いたものですが)計算ミスなく200点満点をとり。

塾から貰った去年の2年生の統一テスト過去問も、試しにやってみたら285点以上得点。前半の計算ミスもなく、算数の最後の問題以外は取れていました。

娘の中で、「今度こそミスはしない!」という自信のようなものがあったのかもしれません。

だけど、
家でやるのと、大勢の人がいる会場でやるのとでは、何かが違うんだと思います。それが何かはわかりませんが、どこにいたっていつも通りの力を出すことも実力のうち。体調管理もその一つ。


泣く必要はないんだけど。
でも、悔しいよね。
わかる。
すごーくわかる。


とりあえず、
体調不良をおして頑張ったであろう娘をギュッギュとハグして慰めておりましたら。
おもむろに。

「解き直しをする!!」

驚くような切り替えの良さで、娘は涙をふきふき夫のところへ!

大好きなパパと一緒にそれからみっちり1時間、算数のやり直しと、パパ作成の類題を3問解き切っていました。

やれやれ。


◾️ 息子の自己採点

さて。
問題は息子です。

国語4割、算数6割。
二科目合計で5割くらいでしょうか?

ここまで得点率が落ちたのは小学1年生の11月に受けた最初の統一テスト以来です。

息子はこの国算の点数に、ものすごくショックを受けたようでした。

特に国語。
最近、少しずつ国語に自信を持ってきていた様子でしたが....。

娘がテスト結果に泣くことはしょっちゅうでした。でも息子はいつも飄々としていて、どんなに悪くてもテストに関しては「やっぱりねー」って感じでいつも気にしていないように見えたんです。

そんな息子が、
初めて、
テスト結果に涙していました...。


「ぜんぜん読めなかった」

息子はグスグス鼻をすすりながら一生懸命話してくれました。

「お母さんが教えてくれた通りに読んだんだけど、頭にぜんぜん入ってこなかった。どうして僕はできないんだろう?●●ちゃん(娘のこと)よりもいっぱい勉強したのに、どうしてなんだろう?」


私はこの点数よりも何よりも、
まず息子が娘を引き合いに出して泣いたことがショックでした。

たかがテストですよ。
しかし、されどテストだった...息子にとって。
そして、意識しなければいけない相手は妹ではありません、息子自身でなければならないのに。

いつも飄々としていました。
結果なんて気にしていないように見えました。
そういう性格なんだと思っていました。
興味があることには負けず嫌いだけれど、そうでもないのには淡々としているのかなと。

でもよくよく振り返ってみれば。

サピックスの賞状を貰った時に、大喜びしていた息子を思い出しました。


結果を気にしていないわけが、なかったんです...。

最近、とても落ち着いてきた息子。
もちろん、難問にあたると「むりー」とダレる事はしょっちゅうですが、癇癪の回数はかなり減りました。
随分、こころが成長してきているなとは思っていたんです。

でも、そのこころの成長ゆえに、
あの飄々としていた様子が、
実はただの痩せ我慢だったのだとしたら...?


そこまで思い至り、
泣けてきました。



結局その日、
息子と解き直しはしませんでした。
決してテストなんかではない、他の大事なことをこれ以上見落としたくなくて。


たかがテストです。
負けず嫌いで泣くのは致し方ないと笑っちゃいながら見ていますが、今回の息子のはちょっと違います。

娘と比較したつもりはありません。
同じように接してきたつもり。
もちろん、習い事や与えている教材に違いがあったり、塾が違ったりはしていますが、それぞれの得意なことと苦手なことに違いがあるからだよ、と説明してきました。

それでも息子が娘と己を比較しているのなら、それは私の子ども達への接し方に落ち度があったからでしょう。

娘と息子。
どう接するのが正解なのか、自分で考えていくしかありません。

私は
どんなに結果が出なかろうが、息子が大好きなことにかわりはないし、息子には自信をもってほしい。それは別に勉強でなくたっていいんです。息子が持っているたくさんのもののほんの一部でしかないはずのことを、息子はとても大きく考えていました。

そこが私の反省すべき点です。

どうするべきだったのか。
これからはどうするのか。

反省と迷いの狭間にまだいます。




揺らぐ親を知ってか知らずか、
昨日先に帰宅した息子は、まだ仕事中の私にこんなメールを送ってきました。

「デイリーサピできたよ。これからきのうのテストをやるね」

いつもと同じ絵文字をつけた、いつもと変わらないメールでした。


(たかがテストでしょー、泣く必要ないよ。)
(点数には波があるもんなの。仕方ないよ)
(これで十分だよ、すごいよ、泣く必要なんかないよ)



大人の理屈を言うは簡単。
迷ったけれど、でも言いませんでした。言えませんでした。

たぶん、親が想像するよりもはるかに狭くて未熟な景色の中で生きていて、それにも関わらず難しいテストを逃げもせずに一生懸命受けたんだと思います。最近調子がよくて期待もあった、でも、うまく考えていた通りにはいかなかった...。


なんの慰めにもならない言葉を洪水のように返すのは、やめました。

それは、息子が男の子だからとか、子どもだからとかではなく、ちゃんとプライドもある頑張り屋だからです。


「終わったら遊ぼうね。とりあえずやってみて、難しかったら一緒に解こう。お母さんも早く帰るよ。」


いつも通り
それだけ返しました。



たかがテスト、されどテスト。

色々と考えさせられました。

そんな自己採点顛末でした。

結果を待ちます。




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