スパルタ母と兄妹たち(2023終了&2024)

2010年生まれの兄と2012年生まれ(早生まれ)の妹の中学受験準備の日々を記録します。

S組と通常クラスは何が違うのかー四谷大塚リトルスクール2年の話

◼️ 新学年の授業が始まる


塾では、新学年の授業が始まりました。

息子のSAPIX初日は、算数と理科でした。
思った以上に理科のプリントが多くなっていました。どんな内容かな、気になるのに息子があまり見せてくれません。

どうやら、自分が読み終わってからでないと、親に読ませてはいけないと思ったらしく。

「ちゃんとプリントを読んで来ないと、君たちよりもお母さんが頭が良くなってしまう。お母さんよりも先に頭が良くなるように頑張ろう」

などと、理科の先生からは言われたそうです。
本人からそう聞いた時は笑ってしまいました。
あるあるですね、面白いなあ。

「頭が良くなる」という表現如何はともかくも、先生の仰りたいことはなんとなくわかる気がします。塾に任せると言えど、親としては何をやっているかやはり気になりますから。

先生の仰ることを念頭に、ぜひ息子には私よりもたくさんプリントや図鑑等々からも吸収していって欲しいです。


娘の新学年の授業も始まりました。
2年生と違い、ホームワークは倍増、演習問題集の宿題もあります。

高速基礎マスターは、国語が出来るようになりました。(もしかして前から出来るようになっていたのだろうか?)

算数は絶賛放置中の娘でしたが、国語は「楽しい〜!!!」と。エゲツない量を武者修行のように最低2回は繰り返さなければならないのですが、娘はなんとも思っていないようで進めています。

そのすんばらしい勢いで、ぜひ計算もやっておくれよ....というのは母の本音。

ついついiPadを見る時間が長くなりがちなので、それだけ気をつけたいところです。



◼️新3年S組選抜頂いたが、通常クラスへ


諸々の事情により、娘は週2通塾が必要なS組でなく、週1通塾で済む通常クラスに通わせています。身体が決して丈夫とは言えない娘の生活リズムや、私の体調等も総合的に勘案した上での選択です。

様子を見つつ、いずれはS組に戻すと思いますが、週1通塾の方がやはり楽だな、というのが初日の感想です。

そういえば娘が2年生になってすぐの頃、S選抜を初めて貰った時は、「S組と通常クラスって何の違いがあるの?」と不思議だったことを思い出しました。

リトルスクールは、かつて息子も通っていました。息子の場合は、1度もSに上がれませんでした。

そこで、1年通して、通常クラスとS組それぞれに通わせた親として感じた、両者の違いをちょっと書こうと思います。

サンプル数は学年跨ぎで2人分しかありませんし、正直言って校舎や先生による対応差もあると思いますので、その点ご承知おきください。

◼️S組ってなんですか


ここでいうS組は、四谷大塚のリトルスクール(小1〜小3)に設定される、選抜コースを指します。

校舎によっては、小1から設定されるそうですが、うちの校舎は新2年からの設定でした。

選考タイミングは、新学年スタート時(前学年12月リトルスクールオープン)と、3月リトルオープン、7月リトルスクールオープンです。

なお、新学年スタート時が1番選抜が厳しかったという印象。人数もかなり絞られます(娘の時は3人しかいなかった...)。そこから少しずつ人数増やしていく感じです。

選抜基準は公表されていません。
正確に言うと、息子の頃は公表された時期もありましたが、娘の代では非公表でした。
なので、校舎や年度によって対応にバラつきがあると思われます。

具体的基準は知りませんが、なんとなくですが、リトルスクールオープンテストの偏差値60〜63あたりが閾値かなと見ています。
....と書きましたが、すみません、根拠は全くないです。
あくまで息子の成績や面談時の先生の言葉からの推測。

校舎規模にもよる(=高順位者がどれくらい集まるかとか、定員も決まっている)と思いますから、上位5%入っていれば確実、上位10%前後くらいがボリューム層かなという印象です。

仮にこの5-10%の上限付近を落としても、全統小の成績と勘案してトータルでメンバーを決めているようです。

娘は7月のリトルオープンで成績を落としましたが、6月の全統小の貯金があったのかS落ちにはなりませんでした。

Sapixのように個別具体的に基準点を設けて選抜すれば、娘にはいいお薬になっていたかもしれません。しかし、小さいうちからテスト結果に拘ることのないように、という四谷大塚なりの配慮があるようにも感じます。

こういった(ある意味低学年サピよりまったりした)方針を好ましいと感じるご家庭であれば、リトルの雰囲気に向いていると思います。

◼️ 授業の違い


まず、完璧に違うなと感じたのは、授業スピードです。

息子の時は、常時授業プリント(ジュニア予習シリーズ)の宿題がありました。

なお、配布される教材はどのクラスも同じものですが、先生は異なるようです。(先生が違うのは、娘の授業振替をして知りました)

S組だと、授業プリントは授業内でほぼ完結させてきます。娘が宿題として持ち帰ってきたことはほとんどありません。

対して、通常クラスは、終わらなかったプリントは家でやる宿題となります。息子は毎回宿題がありました。

Sから通常クラスに振替した時は、「授業スピードが少しゆっくりですが、ご了承下さい」と先生から言われます。もちろん承知の上です。娘にもよく言い含めました。先生の話をよく聞くこと、手を動かしていい時と悪い時のメリハリをきちんとつけておくこと、などなど。

で、もしどうしてもひまになったら、Sの先生と何が違うか教えておくれ、という宿題を出して送り出したところ、娘の報告は以下でした。

  • 1問にかける説明がちょっと長い、丁寧。
  • 指定箇所をやる時の制限時間がいつもより長い気がする。(ゆえに待ち時間が出る)
  • スペシャル問題がない。


授業スピードが違うことによる大きな違いは、スペシャル問題の有無のようです。

本人曰く、「スペシャル問題は本当に、とっても難しくて楽しい」ので、「(通常クラスに行くと)スペシャル問題が解けないのが寂しい」とのことでした。

(娘所望のスペシャル問題相当物は、当面の間は母の方で用意しようと思います。)

あともう1つ違う点は、おまけプリントの有無でしょうか。これは何の教材か分からないのですが、S組では比較的難しめのプリントが配布されることもありました。娘も1、2回ほど、苦手分野で苦戦したことがあります。難しいと言っても入試問題等ではないです。頑張ればちゃんと手が届く、程よい難しさでした。

◼️ 校舎や先生によって様々です

両者の大きな違いをまとめますと、こういったところでしょうか。

  • 授業スピードの違い
  • 先生の違い
  • 宿題の有無
  • 授業内のスペシャル問題の有無
  • 難しめプリントの有無


前述の通り、比較サンプルは1ずつしかありません。同じリトルでも先生の裁量によって授業の進め方が違ったりもします。宿題チェックの仕方ひとつとっても、先生によって全然違うんですよね。(ハンコだけ押して終わり〜な先生もいれば、手書きの激励コメント下さったり解答チェックを隅々までやって下さる面倒見の良い先生まで、本当に様々!)

なので、一律にこうですよーとは言えないので、話半分に。あくまで読み物程度に、下学年の方の参考になれば幸いです。


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