◼️ 取っただけで満足してはいけないけど
先週末は漢字検定でした。
娘が7級、息子が8級を受検しました。
前日は体調不良だった娘。
朝はスッキリした様子で起床して、検定直前まで過去問チェックに余念がありませんでした。
息子はのんびーりと朝食の前に過去問1回解き、朝食後に過去問でのミスを見直し。
例えば「漢検の勉強は?」などと言われることもなく、粛々と準備を進める2人に「おおお...!」と感動した日曜日の朝でした。
娘の7級の所感「満点取れたと思う!」。
自信たっぷり!こういう時は大抵ダメです...もうだいたいわかっています。
ただ、2回だけやった過去問の点数と、日頃の国語ノートや連絡ノートの状況からすると、7級範囲の漢字は定着しているだろうと思われます。
漢字検定って、私の勝手な所感ですが、
合格を取るためだけなら過去問をひたすら繰り返せばいいんじゃないかと思います。過去問だけ5年分くらいやって丸暗記すれば、恐らく合格点はいきます。合格とるためだけに頑張るなら、仕上げるのに2週間もかからないのでは?とすら思うわけです。
低級に限ってかもしれませんが、問題構成は過去出題分が多いです。ただし新規出題も織り交ぜるので、満点を取るにはもちろん取りこぼしがないように学習が必要です。
我が家の考えですが、
合格をとるためだけの学習では意味がないかなと考えています。2週間で仕上がるものを、3ヶ月半かけるのは本当はムダかもしれません。が、漢検はあくまで漢字学習のペースメーカーという位置付け。「合格取れればそれでよし!」というのは違うからね〜という話を息子と娘にはしました。
息子の所感は「3問分からない漢字があった。でも出来ていると思う」。
前回10月で8級は不合格。
今回は大丈夫でしょう、と私も思います。定量的な感想を言えるなら大丈夫、かなと。
◼️「どうやったら漢字って覚えられるの?」
今回の収穫は、息子のこの発言でしょう。
「漢字をぽんぽん覚えられない。お母さんや●●ちゃん(妹のこと)は、どうやって覚えているの?」
いい質問*\(^o^)/*
嬉しくって思わずギューっとしたくなりました(してません。逃げられます)。
こういう疑問すら持たずに、作業的に問題集をこなしていたと思われる昨年夏〜秋とは、随分違う反応です。うまくいかないことに対し問題意識を持って取り組むこと。すごく大事だと思います。
正直に言うと、妹が7級を受ける状況で、兄である息子に8級を受けさせることに、私の中では実はかなり抵抗がありました。
息子は(そんな風には言わないけど)兄としての?プライドが傷ついたかもしれません。でも、不合格のまま辞めさせるのもどうなんだという相反する葛藤がありました。本人が次回も受けると言ったとき、嬉しくもありそんな葛藤もあり。
だけど、です。
この小さな問題意識を引き出せたとしたなら、もしかしたら、この状況を良かったねと振り返ることが出来る日がくるかもしれません。
息子のクエスチョンに対して、
「お母さんは漢字を目で見て覚えるよ。部首とか音とかを意味に繋げる感じで覚えちゃう。(妹)ちゃんは、部首と意味を語呂合わせで覚えて、習った漢字同士で熟語を作って覚えているみたいだねー」
と答えると、息子は、
「そんなの無理!ぜんっぜん覚えられない。書いても覚えても問題がでてくるとどの漢字だったか迷う」
などと言います。
「他のひとのやり方でうまくいかなくてもいいんだよ。自分の得意な方法があるはずだから、それを探そうよ」
となだめつつ。
息子の話を聞いていると、読んだ意味文字を頭の中でイメージングする力が弱いのだと思います。視覚に訴えるやり方で学習を進めて行こう、などと思いました。
◼️ 息子を褒めてくれた先生に感謝
漢字に苦手意識を持ちつつある息子ですが、昨日、帰宅したら嬉しい話を息子から聞きました。
「先生に褒められた!連絡帳にプリント三“枚”って書いたら、“難しい漢字が書けてすごいね”って!」
ホンット〜に嬉しそうな笑顔を弾けさせて息子が教えてくれたんですよ、これが。
それは、自慢げではなく。
漢字書いて良かったあ〜褒められたあ〜嬉しいいい〜!!って無邪気にストレートに喜んでいました。
こうやって小さなことから認めてもらうことが自信に繋がっていくんですよね。
改めて強く思い至りました。
さりげなく見守ってくださっている担任の先生に、ただただ感謝です。
漢検やってて良かったと思います。
色々と学びがありました。
◼️ 漢検教材
7級は以下を使いました。
《一歩先を行く》リーダードリル〈国語〉小学4年の漢字 (四谷大塚 リーダードリル)
- 作者: 四谷大塚出版
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2018/07/01
- メディア: 単行本
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《一歩先を行く》リーダードリル〈国語〉小学5年の漢字 (四谷大塚 リーダードリル)
- 作者: 四谷大塚出版
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2018/07/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 陰山英男
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/09/05
- メディア: ムック
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5年生以上の教材も併用。
- 作者: 日本漢字能力検定協会,漢検協会=
- 出版社/メーカー: 日本漢字能力検定協会
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 日本漢字能力検定協会,漢検協会=
- 出版社/メーカー: 日本漢字能力検定協会
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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◼️ 今後の検定の見通し
息子はいったん漢検をストップ。
結果次第ですが、次の6月と10月は漢字はお休みしようねという話をしました。
漢検は半年ほどお休み。しばらくは既習範囲の薄いドリルを使い、記憶のメンテと知識の深度、定着を進めます。
夏休み辺りから、7級範囲をやっていこうとなりました。
代わりに算数検定を受けてみたいとのことなので、既習範囲(9級か8級)で受けてみようかなと思います。
娘は、結果次第ですが、恐らく取れているでしょうと言うことで、次は6級に進むことを確認しました。
もう早く進めたくて仕方ないみたいです。問題集を買ってくれとうるさいので、今日注文完了。
漢字に時間をかける必要はないとも思いつつ、まあやりたいならやってみなさいなーというスタンス。
まだ低学年だし時間あるしいいよね、なんて親は言い訳しつつ、本人の意欲任せです。
娘には勝手なプランがあり、2年生の10月までにまず小学生範囲(5級)取得が目標だそうです。(言わせて頂くと、私は全くこのプランニングに関与していません)
「早くお母さんに追いつきたい」と。
そんなことを言われてしまうと、私は準1級の勉強をすべきなのか...?と思ってしまいます。(まだ追いつかれたくないなあという変な意地めいたものが)。
夫はというと「(息子と一緒に)数学検定を受けたら?」と。
母親が一緒に勉強したら楽しいんじゃない?
な〜んてムズムズする魅力的なことを勝手に宣ってくれる...。
あああ、もっと時間が欲しいです。
1日、27時間くらいにならないかなƪ(˘⌣˘)ʃ
息子と娘にとことん付き合えるのに!