スパルタ母と兄妹たち(2023終了&2024)

2010年生まれの兄と2012年生まれ(早生まれ)の妹の中学受験準備の日々を記録します。

サピックス保護者会

◾️平日昼間に開催された保護者会へ


行って来ました、サピックス保護者会(息子3年)。

平日昼間に開催。
働く親には厳しい〜時間帯ですね。
ずーっと前から日程広報はされているので、仕事の調整さえきけば参加自体は難しくないです。突発の仕事や打合せが入ると厳しいですが、今回は無事出席することが出来ました。

校舎にどれくらい在籍者がいるのかは知っていましたが、平日昼間に関わらず、出席者数がかなり多かったです。

首都圏の中学受験参入人口は2023受験(つまり息子の代)までは増加傾向とのこと。

熱心な親御さん達が多いのも頷けます。

個人的には、2023よりも2024、2025の方が熱心なご家庭が多いイメージがあったので(というのも、娘の在籍している四谷大塚がそんな感じ。クラス定員の満席具合とかは2023よりも2024以降の方が速かったような気が)、サピックス保護者会に行ってみて、空気の違いに少し驚きました。

そしてなにより驚いたのが、ご夫婦で出席されている方が結構いたということ。

まだ3年生だし〜とボンヤリしながら出席している我が家と全然違うわ...とこれも圧倒されました。

◾️ 印象に残った話を記録

サピックス教材の使い方やタイミングの話はとても参考になりました。

それ以外(学習の心構えや苦手対策、入試動向など)については、真新しい話はそんなに多くはありませんでしたが、当たり障りなさそうなことは備忘として書いてみます。


「これは口外しないで」
と言われたことがあったのでそこは省きます。

(入塾時期と偏差値の相関や、優秀なお子さんの偏差値推移、某校合格者の平均的な低学年時の傾向等々ちょっと興味深いデータの話でした。けど話半分に聞いておこう...傾向は語れても結局は人によると思います)


なお大前提として、サピックス教材を使っている方向けの話と思います。

要は、「うちのカリキュラムに乗っておけば、心配ござーません!」という結論ありきのお話が多かったです、ということだけ書き添えつつ。


・国語の記述が出来ない理由
→今の段階では、そもそも答えの書き方を知っているかいないかの違いで差が出る。書き方を知っているとテストの点差が大きく出る。内容自体は経験したことから想像しやすい素材文を使っているから。また、言い換えするための語彙力があるかどうかでも差が出ている。

・算数の思考力とは
→諦めないで試し続ける力。
高学年で伸びる子になるには、思考力計算力の両輪が必要。

・成績が安定するのは5年生から
→それ以前の成績もコースも偏差値も意味がない。気にしないでほしい。テストのための勉強はしないでほしい。本末転倒だ。コースを上げるにはどうしたら良いかという質問を多く頂いたので心配している。

・漢字の先取りは不要
→チャレンジサピックスだけやっておけばオッケー。ただし、語彙は日常会話で培われるので、たくさん会話をしてほしい。

・英語入試は絶対にない
→断言。「少なくともサピックスに通うような子が狙う学校で英語入試は無い」とまで言ってました。(「これで英語入試が主流になったらすみません笑」なんて冗談めかして笑っておられつつのお話。)

◾️ 初めての保護者会感想


・国語の教材に関して
約2時間のお話の中で、1番気になったのは国語の勉強方法でした。

サピックスの教材は、解答がちょっと不親切な印象があります。

特に国語。
こんな答案になるにはどう読んだらいいのか、過程がすっぽり抜けている解説があり、デイリー国語などは、息子への説明が必要な時もしばしば。

(Z会中受コースの映像解説を知ってしまうと余計にそう感じてしまいます。)

教材の使用方法は参考になりましたが、親のフォローなくとも進めるのは(少なくとも我が家は)難しいなあとも思ってしまったり。


・成績はいつ安定するか。SとYの見解の差
成績の安定に関しては、親が前のめりになっていないかを危惧するようなことを言っていました。

数字は確かに分かりやすい。
けれど、何が出来るようになったかは数値だけを眺めても分からない訳で。

今の時期は数字よりも内容に目を向けるということ。
頭では分かっているんですが...ついつい偏差値とかに目を向けてしまいがちなので、気をつけなければー!と自分に言い聞かせました。

成績安定時期に関しては同感です(5年生の算数の問題を見れば一目瞭然です...)が、Yの塾講師とは明らかに違うことも言っています。

Yは、
「上位層は早い段階で固定化する」。
「差が鮮明になってくるのは、2年後半から3年前半にかけて」。

これは恐らく、どちらも嘘は言っていない気がします。

マクロ(全体傾向)で語っているSと、ミクロ(個体差あり)で語っているY、という違いかなと受け止めました。


・漢字の先取りと漢検
漢字の先取り不要は、ある意味同感ですが、これも子どもによる気もします。覚え方が下手だったり苦手だったり、忘れっぽかったりするかしないかで、先取り不要かどうかは変わってくるような気がします。

あとは、どこまでかける時間が許されるかでも変わってくる。
子供をみて必要かどうかを決めた方がいいんじゃないかとも思いました。

ちなみに私は、娘に関しては漢字先取りをしているという感覚が、実はありません。

あれは娘の趣味のようなものかなぁと。

漢検の漢字が受験に役立つかはよくわからないというのが本音。

扱う熟語レベルが入試では違うでしょうから、何かに繋がるという期待はせず、娘には遊びの延長で楽しんでほしいです。

息子は1学年だけ先を進めていく予定。
これは、息子の記憶保持のスパンが短くて定期的反復的なメンテが必要だと判断したからです。

あまり先をやってもメンテに時間がかかってしまい、トータルで見ると時間の無駄になってしまいそうだと思ったのと、そもそも息子がそこまで漢字に興味を持っていないことから。
強要で教養は身につかないでしょうという感覚。出来ないという劣等感から漢字嫌いにでもなったら困るという危惧も。

ある程度のレール(=1学年先を進める)は敷かざるを得ないのですが、息子の心やワーキングメモリの成長を待とうと思います。


・英語に対するSとYの温度差
英語の話は、YもSも入試動向の見解はほぼ同じ。

ただ、Yは一部の学校での英語入試を視野に入れつつも、受験後の将来を見据えた英語教育の必要性を謳っている点で考え方が違うんだなという印象を持ちました。(同グループの英語塾展開も必要でしょうし)

Sはその点、とても明快です。
「うちの塾が狙っている学校で英語がくることはないので不要だ」(要約)。
受験のために必要かどうか?
大事にしていることがYとは違う。

ちょっと興味深かったです。
英語はほぼなーんにもやっていない(Z会で英語講座は取り始めましたが)。

我が家は国語すらおぼつかない息子がいるので下手な先取りは危険という判断が働いています。

プラス、英語を本格的にやるのは中学からでも別に大丈夫なんじゃないの?という私のノンビリ思考のせい。(危険でしょうか!?)

今は、チャレンジイングリッシュのアプリなどで楽しそうにABCの歌を歌っているというようなレベルの息子と娘。様子を見つつ、どうしていくかは決めようかなと。

そんな感じで、いまの我が家の状況を振り返ったり、色々と塾の差を感じたりなどもした保護者会なのでした。



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