スパルタ母と兄妹たち(2023終了&2024)

2010年生まれの兄と2012年生まれ(早生まれ)の妹の中学受験準備の日々を記録します。

子どもとの距離感と通塾

低学年で塾は必要ない

↑これ、よく聞くやつです。
中学受験関連のどの本を読んでも、「低学年から塾に行きなさい!」なんて書かれている本は皆無です。

だいたい4年生くらいから通塾しましょう、なんて書いてあります。
通塾までは公文を使うのも良いですね、なんて記述も散見します。
かく言う母も...


母( ̄▽ ̄)「うーん...塾どうしよう?入れる必要あるかしら?」


今までまともな通塾経験がほとんどない母。
大学受験の時ちょっとだけお世話になっただけ。
小学生から塾というのに、どうしてもピンとこない。


そこでやったこと。

  • 塾の情報集め

塾の資料請求。
あと、各塾の特徴をまとめた本を買って読みました。

  • 難関校の過去問を購入して解いてみる

どんな問題が出ているのか皆目見当もつかなかったので、相手を知るという意味で、いわゆる難関校といわれる中学校の過去問をいくつか購入してそれぞれ1年分ずつ解いてみました。
うーん...お兄ちゃんがこれを解く絵はまったく想像できず.../(^o^)\

  • 算数の特殊算の解説本を購入して理解する

過去問はいちおう解けるものが大半だった(ので安心した)ものの、特殊算を使いこなさないと厳しいものがあったので、z会から出ている解説本を購入して学習しました。
た、楽しかった!( ̄▽ ̄)でも小学生でこんな問題を解くなんてスゴイと感動しました。いいなあ、母も中学受験したくなってきました(意味不明)

  • 市販の問題集購入

お兄ちゃんと妹ちゃんの弱点はなんとなく見えています。本屋さんで下調べして、あれこれ取り揃えました。アマゾン様も大活躍!



そんなこんなで、求められるレベルや内容を理解し、中受における最終着地点を把握。


母( ̄▽ ̄)「とりあえず家庭学習でいこう(子どもに疑問があっても答えられる気がするし)」


と、一度は結論付けたのです。

ですが、そう甘くはありませんでした( ̄▽ ̄)




子どもとの距離感が難しい

親が教える.....これ、実は結構難しい、と思い知るのにそう長い時間はかかりませんでした。


母( ̄▽ ̄)「間違いみーっけ。はいやり直し」

兄( ̄^ ̄)「なんで!間違ってない!」

母( ̄▽ ̄)「(明らかに間違っとるわ!)見てよ、確かめ算しなさい。確認してないからでしょー」
↑最後は余計な一言。

兄( ̄^ ̄)「やだ。あってるもん。やだ。やり直しヤダ!」

母( ̄▽ ̄#)「あのさあ、間違ってるとこを知って、なぜ間違えたのか確認して、次間違えなきゃいいんだよ?そのためにはやり直しが必要なの!」
↑だんだんイライラ

兄( ̄^ ̄)「ヤダーーー!」

母( ̄▽ ̄##)「なんでよ!別に間違ったっていいんだってば!間違ってラッキー♫くらいに思うのよ!次に間違えなきゃいいの!だから、やり直し!」

兄(;_;)「なんで?もうヤダーーー!わかんなーーーーい!!」


最後は泣きだす始末。
泣きだすお兄ちゃんに、イライラする母( ̄▽ ̄)

お兄ちゃんは究極の負けず嫌いです。
トランプで負けたら大泣き。
将棋で負けても大泣き。
モノポリーで負けたら地団駄ふみ。
ゲームでなかなか攻略が進まないと「なんでだよお!」と号泣。
えぐえぐ泣きながらゲームをしているお兄ちゃん。゚(゚´ω`゚)゚。
プレステ4のコントローラが涙でべちゃべちゃ( ´△`)


(そんな泣きながらゲームしなくても良くない!?)と困惑しつつ、ちょっと面白い(^◇^)←普段は内心面白がっている意地悪母さん...って、やめなよ本人は真剣なんだ!


学習も同じです。
とくに間違うことが許せないらしく、泣きながらやり直しをやっているΣ(゚д゚lll)

ちなみにヤダヤダ言ってますが、勉強は好きなんだそうです。(ホントか?)
親が言わなくても毎日自分で勝手に机に向かってお勉強しています。
ただひたすらとにかく間違えるのが許せないらしい。

でも本音を言うと、ちょっとこれわかります( ̄▽ ̄)
間違える自分が許せなくて頭にくるんだろうなあ...なんとなく想像できてしまう。


悔しいのはわかる。
ただ、物事には限度ってものがある( ̄▽ ̄)
負かすたびに泣かれてみてください。
ゲームで負けるたびに号泣されてみてください。
問題ミスるたびに、グダグダ言われてみてください。


母o(`ω´ )o「ああああああうるさい!!!なんでこんな問題も解けないんだよ、アホッ!!


はい言ってしまいました( ̄▽ ̄)
言っちゃダメ!なんて頭では分かっているのに、出来ません。母もバカ( ̄▽ ̄)


これが会社の新人だったらどうでしょう?

アホバカって新人相手に言わないんですね。
距離感を適度に保てているから「しょーがないなー」で片付けられる。言い方悪いですが、ある意味すぐ諦められる

でもお兄ちゃんは息子。
自分の息子がこんなに出来ないことを、母は受け入れられず、諦められず、思ったことをそのまま言ってしまうのです。会社の新人との違いは、お兄ちゃんに甘えてしまっていること。


そして信じられないことに。
お兄ちゃんのこうした駄々?は、パパの前ではあまり出ない、ということ。
パパが丸つけすると多少はゴネるものの、結構あっさりしているのです。


母(;ω;)「なんでだよおお」
父( ´ ▽ ` )「あの子、俺に遠慮してるからね...俺とあなたじゃ全然態度違うよ。気づかない?」


つまり、お兄ちゃんも母相手に甘えが出るからゆえの態度では?とのこと。


母(*´∇`*)「えっ私限定?可愛いじゃんそれ」


....なんて思えるのは母に余裕があるときだけ( ̄▽ ̄)

毎日だとやはり鬱陶しいわけです。
もう疲れたよパトラッシュ...てやつ。


母だって変わりたい。もっと大人にならないとって思う。お兄ちゃんに甘えてはいけない。やっぱり言ってはいけないことってあるんだよ。

ただですね、母が変わるまでお兄ちゃんに待っててとは言えません。代替案を考えよう...( ̄▽ ̄)

そこで、学習をコーチングしてくれる第三者の「存在」に頼ろうと考えました。

  • コーチングは母だけだと息が詰まってしまう。
  • 母はお兄ちゃんにとってはまだ甘える存在で、その幼さゆえに「答案をちゃんとかこう」とか「漢字のトメハネしっかりする」とかを動機付けたり意識する相手にならない。
  • 学校の先生は優しすぎるし、通信の添削先生は存在感に乏しい
  • 厳しく、同時に打算抜きに頑張りを説いてくれる、お兄ちゃんの甘えが全く通じない生身の第三者の存在が欲しい!


そんなこんなで、学習する上でのお兄ちゃんとの距離感の取りづらさから、母は早々に塾の門戸を叩くことにしました。

低学年時は「家庭学習で!」と言っておいて、早2ヶ月で敗北したのでした( ̄▽ ̄)


先生の存在をひけらかす


入塾してから、お兄ちゃんに意図的に言っていることは:

母( ̄▽ ̄)「この漢字のトメハネだと塾の先生はまるしてくれないと思う。これって読みやすい?」

母( ̄▽ ̄)「この書きかただと塾の先生はダメって言うと思うなー。声に出して読んでみてよ、意味通じる??」

母( ̄▽ ̄)「塾の先生が、この問題は難しいって言ってたよ。3年生で習う内容が入っているからだと思うよ。だから間違えていいよ」


極力、第三者視点を意識させるようにしました。先生の存在をひけらかすのです( ̄▽ ̄)

気をつけなければいけないのは、
これはただの動機付けなので、ちゃんと論理的で筋の通る理由も添えて使うということ、でしょうか。

なんでも「塾の先生がー」で、思考停止されても困ります。
最終的には、お兄ちゃんが自律的に自覚して直していく必要があります。誰かや何かのためでなく、自分のための勉強なんだという気持ちを持ってもらいたいんです。

が、今のお兄ちゃんにそれを求めるのは酷( ̄▽ ̄)
大人になるのを待とう。だだだいじょうぶ、お、お兄ちゃんならきっとデキる!!....はず。

それに、あの究極の負けず嫌いは、結構貴重なんじゃないかしら?なんて思ったり。目的意識を持つことが出来たらすごく変わる気がするのです( ̄▽ ̄)すみません楽観的妄想です。

塾に入れてから、お兄ちゃんを叱る回数がかなり減りました。
これが何を意味するのか...母にはまだわかりません。やっぱり手探りです。

このやり方が正しいのか、よくわかりませんが、乗り切れるところまではこれで行こうと思う母なのでした。

結局低学年塾ですが、行ってみて...

要不要だけで論じれば、皆さん仰ってるように「不要」だと思いました( ̄▽ ̄)

実際に行かせてみて、味見してみて、いろんな書籍の言に納得感が伴いました。

少なくともカリキュラムだけ見れば、通信だけで充分でした。むしろ低学年塾だけではチョット物足りない...。体験に時間をさけ、ということなのかもしれません...。

カリキュラム以外の特徴をどう価値判断するか?です。

お兄ちゃんの場合は

  • 三者意識(甘えの効かない大人の存在)
  • 三者の納得感のあるリアルな手ほどき

ここに低学年通塾の価値を見出しています。
低学年のクラスって人少ないですしね。(あ、小規模校だからかもしれませんが)集団塾とは言え、細かく見て頂いているなぁと思うので、実は結構満足してしまっていたり。



塾の先生(`・ω・´)「字が汚いのでちょっと直させたいです。良いですか?」

母( ̄▽ ̄)「(た頼もしい(*´ω`*)なあ) どうぞどうぞ!母が言ってもゴネますので助かります」

兄Σ(゚д゚lll)「えぇええ?」



こんな感じで一丁あがり!です。


余談 妹ちゃんの場合


妹ちゃんはお兄ちゃんとは真逆です。
間違えた場合、素直に直しをします。

妹(*´∇`*)「えへへー、間違えちゃったぁ♡」

↑こんな感じ。笑って誤魔化す( ̄▽ ̄)


問題がわからない場合は...

妹(*´∇`*)「ここまでこうかなって考えたけど、ここから先がわからない。ここがわかればここと組み合わせて解けると思ってるんだけど、教えてください♡」

↑考えの経緯、何がわからないのかまで理路整然と説明しちゃう。笑ってりゃ教えてもらえると思っている( ̄▽ ̄)


さらにわからない場合...
妹(*´∇`*)「なんで?なんでそうなるの?わたしは別の方法でこう考えて答えはこうなったけど、なにがちがうの?」
↑質問攻め( ̄▽ ̄)反論と反証要求オプション付き( ̄▽ ̄)


......

母( ̄▽ ̄)「なぜこんなに違うのだ.....?」


男女差?言語力?表現力?
どちらも母のお腹から間違いなく生まれたはずなのに、こうも真逆だと....どうしたらいいかわかりません( ̄▽ ̄)

ちなみに妹ちゃんも塾に通っています。
要らんだろー!と母は思うも、

妹(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)「お兄ちゃんだけズルイよ」

と(嘘)泣きされ、なし崩し的に入塾( ̄▽ ̄)
はい、甘い母。
スパルタになりたいのに、全然なれておりません( ̄▽ ̄)


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